「沖縄と本土」 翁長雄志、寺島実郎、佐藤優、山口昇。

沖縄と本土――いま、立ち止まって考える 辺野古移設・日米安保・民主主義を読む。

山口昇氏の発言が新鮮だった。ーー 海兵隊は抑止力になるか ーー

「もう一つ申しますと、確かに沖縄には海兵隊が多い。海兵隊は抑止力になるのでしょうか。私は、抑止力と言うよりはむしろ対処能力、いろいろな火消しをする消防署のような機能はあろうかと思います。抑止力というのは本来、相手を怖がらせ、自分には指一本触れさせないという力ですから、そういった意味では抑止力ではないわけです。」

「それに比べますと、沖縄というのは、先ほど知事はそこまでおっしゃらなかったけれども、沖縄戦が始まる1945年4月1日までに、言ってみれば、旧日本軍が戦闘をするために立ち退きを強制ところなんです。戦闘が終わって沖縄の人が帰ろうと思ったら、そこに米軍がいたーーーそれから70年経ったわけです。その違いを、我々は理解しなければなりません。」

元陸上自衛官の素朴すぎるとも思える発言だが、目の前にある辺野古の問題を解くカギは、山口昇氏の上の2点にあるかもしれない。
「海兵隊の基地は抑止力にならない。」と「普天間などは旧日本軍が立ち退きを強制したところ。」

1億2690万4千人

一億総活躍担当相は英語ではMinister in charge of Promoting Dynamic Engagement of All Citizensだと政府が発表した。

一億総活躍の一億はどのあたりの数字なんだろう? (英語では曖昧にAll Citizensになっているけど・・・)
というのは、日本の人口は1億人ではなく、2015年5月1日確定値では1億2690万4千人だから;活躍を期待されていない2690万4千人はどういう人なんだろう;
いや、ここは少しポジティブに考えて、期待される1億人とはどういうcitizensなんだろう?

同じ統計の生産人口(15~64歳)7719万8千人なので、一億には2280万2千人足りない。

2015年8月分労働力調査によれば、就業者数は6379万人、完全失業者数225万人、非労働力人口4462万人。

生産人口の7719万8千人に65~79歳の2465万3千人を加えると100,851,000で、端数は79歳人口に近いだろうから、15~78歳までを労働力人口とすれば、晴れて一億になる。

平均寿命が男で80.5歳、女性86.83歳(2014年)だから、男女とも78歳まで働くことにすれば、政府が目指す一億総活躍は「78歳まで働けるー生涯現役の社会」となる。

なんとDynamicなEngagement社会なんだろう。

デュアン・マイケルズ

若いころDuane MIchalsに随分影響された。

小生は、昔から定期的に、時間・空間のシークエンスが「決定的瞬間」より重要に思われる時期がやってくる。
そんなとき、今はムービーを撮ってみたりするが、フィルムのころは決まってDuane Michalsの小さな写真集に眼を通していた。

「幽体離脱」など、いまでは、スマートフォンアプリを使えば、誰でも簡単に撮れるが、フィルムの頃はそれなりにテクニックを要した。
テクニックを要することがデュアン・マイケルズを正当に評価することの障害になっていたかもしれない。ーーーどういうことかって?

タイムラプス映像を紙媒体で実現させるには、もう一度デュアン・マイケルズに戻ってみよう、と考えている。

Walter Benjamin wrote “The illiteracy of the future,”

someone has said, “will be ignorance not of reading or writing, but of photography.” in his Little History of Photography.
According to Japanese translator’s note: someone is László Moholy-Nagy.
Laszlo Moholy-Nagy said this phrase in “Photography is Manipulation of Light.” (Bauhaus, Zeitschrift fur Gestaltung, vol. 2, no. 1, Dessau 1928.)