脳はバカ腸はかしこい

天候も悪いし、気が滅入ることもあって、元気を出そうと藤田紘一郎著「脳はバカ、腸はかしこい」を再速読。

脳さえよければ人間すべてよしとされる脳科学全盛の現代にあって、脳にエネルギーを与えているのは腸なのだから、腸のほうがエライ、腸を鍛えれば恋愛、セックスのときめき感が昂揚し、鬱などの精神疾患がなくなる、といった100人の敵のなかに刀ひとつで殴り込むような劇画調理論だが、自身の腸内でサナダムシを飼育しているユーモアあふれる真剣さに元気をもらう。

統計では日本人は世界で最もセックスをしない国民だそうだ。統計結果をこの論理に当てはめれば日本人は世界で最もバカな腸を持つ国民ということになる。日本人の腸はバカとしても脳は単純なバカとは思えない。かといって実直な「かしこい」とも思えない。日本人の「腸はバカ、脳はずるがしこい」とでもいうべきか。

α7R

久々に食指が動くカメラが発売される ーーー ソニーα7R
NEXと同じEマウント世界最小最軽量フルサイズ、D800並みの3640万画素ローパスフィルターレス。
センサーの前に仕組まれた「ギャップレスオンチップレンズ構造」・・・
スペックを読んでいるだけで取りたいイメージがわくのだが、待てよ・・・EマウントといってもフルサイズならいまあるNEXのレンズは使えない。
な〜んだ。レンズが出そろうまで待つか。

OSAKA ReZoom展

打ち合わせがてら日建設計東京ビル1階ギャラリーで開かれているOSAKA ReZoom展を見る。
ReZoomした最新の3大プロジェクト「グランフロント大阪」「ダイビル大阪」「中之島フェスティバルタワー」のうち後者二つは小生も撮影しているので興味深かった。

ビルの設計でも東京と大阪はかなり違う。東京の人が思っている以上に大阪の人は東京に対抗意識を抱いている。「東京では建てられないようなビルを建てたい。」というのが施主からはじまって建築にかかわる多くの人が思っているところだ。・・・時間があったら。
http://www.nikken.co.jp/ja/news/2013/20130920.html

アキバ☆

LEDのリング照明を自作しようと3ヶ月ぶりに秋葉原へ。
目指した店はあることにはあったが品揃えが変わっていて、欲しいものが見つからなかった。

街の様子が3ヶ月前と変わっている。
ビルのガラス壁面などほとんどがアキバ系キャラクターのバナーだ。
前からそうだといわれれば、そうなんだが、街がドラスティックに変化している。
サブカルのサブがとれてメインストリームを形成している。
「嫌儲」というスラングを秋葉原で知った。

電柱電線

今日も一日電線消し。
電線を消しただけで街も建物も見ちがえる。
坪450万もする高級住宅地なのになんとかしてくれ。

写真雑誌の彩度

下手な演技や歌を見たり聞いたりしたとき、こちら側が恥ずかしくなることが多い。
なぜだろう? カラオケや学芸会での自分の失敗を思い出すからかもしれない。
それと似た恥ずかしさをヨドバシカメラの雑誌コーナーで感じた。
平積みにされた写真雑誌の表紙が並ぶ。ーーーこれでもかと上げられた彩度で気持ち悪くなってしまった。恥ずかしさで立ち見する気もおきない。

「風立ちぬ」宮崎駿

遅ればせながら昨夜近所の映画館に足を運んだ。評価が分かれている中で、だんだん話題にされなくなった宮崎駿の「風立ちぬ」を見るために。

零戦の設計者堀越二郎と堀辰雄の「風立ちぬ」を重ねたファンタジーなのだが、自分自身に対する正直さにおいて宮崎駿の私小説みたいな映画になっているーーーつまり、「ジブリ」というヒコーキの設計者としての自伝ーーー新しいジャンルの映画作品だ。

新しいといえば、今回のヒロイン菜穂子の存在はいままでの登場してきた女性とはまったく違っていた。ーーーなぜ、ジブリというヒコーキの設計者には「菜穂子」という存在感の薄い伴侶が必用だったのか?
菜穂子は「風立ちぬ」の節子ではない、堀辰雄の小説「菜穂子」ではあるが、結核が同じだけでキャラクターはかなり違う。小説に出てくる節子なり菜穂子のほうが、むしろ、ジブリらしい少女だと思うが、それをなぜあそこまで存在感の薄い人物設定にしたのか、(存在感の薄い人物になってしまったのか)?

堀越二郎の妻須磨子さん? ーーーまったく違う。
宮崎駿の奥さん?ーーー「零戦の設計者の話よりトトロみたいなものを作ればいいのに」といった奥さんではあり得ない。
だとすると、菜穂子は誰? 

菜穂子は宮崎駿のパートナーとしての理想像だ。女性のほうからアプローチしてくれて、ときたま思い出すように求めても受けいけてくれて、けっして仕事に口出しせず、不平不満も言わず、いつもきれいで、家で見守ってくれる。二郎が生きた戦前の昭和にだって、そんな女性はいない。 

宮崎駿の映画はある実在の人に向けて作られてきたという。このことでも「風立ちぬ」は新しい試みがあった。ーーーヒロイン菜穂子に向けて作られている。また、菜穂子は唯一の観客であり批評家でもある。ーーーその菜穂子から「来て」「生きて」と絶対的な評価を受ける。これだけ美化した自分を自分が作りだした女性に愛される。

試写を見た宮崎駿が始めて自分の映画に涙したという。宮崎駿自身の中で完結している映画だから、当然といえば当然。

ーーー優しいようで残酷、薄っぺらなようで深い・・・宮崎駿だから許されるような新しい映画だった。

映画冒頭、蚊帳の中で寝ている二郎少年の標準レンズのパンフォーカスに嫉妬を感じたが、それ以降の関東大震災のシーンも木漏れ日のなかの再会シーンも、さらには九試単座も驚きはしなかった。

作画の参考にしたであろうフィルムを編集した人がいる。

イヌサフラン

庭に咲いた花の名前が知りたかった。
イヌサフラン
iPhoneで写真を撮って、アプリ「植物判定器」におくって、待つこと15分ーーーイヌサフランでした。
名前がわかったことで、イヌサフランの葉や球根にはコルヒチンという毒が含まれることがわかりました。
まあー、食べるようなことはないから問題ないのだが・・・