森鴎外記念館

森鴎外生誕150周年の今年、11月1日森鴎外記念館がオープンする。
鴎外の旧居観潮楼跡にあった鴎外の資料を集めた本郷図書館鴎外記念室が発展的に新築、新に森鴎外記念館となった。

観潮楼は鴎外30歳から1922年(大正11年)60歳で没するまで暮らした住居。
千駄木団子坂上にある住居の二階の書斎、その窓から遙か品川沖の海が望めた、それで観潮楼と名付けた。

森鴎外記念館。
設計は国立国会図書館関西館と同じ陶器二三雄氏。

オープン前の準備で忙しいなか、撮影した。
森鴎外の資料を展示するだけでなく、抽象的だが、文豪森鴎外の存在を感じられるような建築・空間になっている。

イロリ、カマド

火のついた囲炉裏の写真が欲しかったので日本民家園へ。

伊東豊雄さんらのみんなの家プロジェクト、そのリサーチの中で竈が欲しいという人が紹介されていた。
かつて東の囲炉裏、西の竈なんてことばがあったが、土間に竈のある家など見なくなった今日、竈が欲しいという人が本当にいるのだろうか? しかも、東北で。

西、東の話は別として、囲炉裏にしろ竈にしろ、求められているのは火を囲む時間と空間。ファン・ヒーターや床暖ではなく、火が中心になければならない。

村上春樹?莫言?

ノーベル文学賞は、村上春樹さんか中国の莫言(mo4 yan2)氏かそれとも他の誰か(?)今日の現地午後1時(日本時間夜8時)に発表されるが、日中関係にも影響を与えるかもしれないナ。

単純に人気で選べば村上春樹さん。でも、部門が違うとはいえ山中教授が受賞しているから日本人ふたりというのはどうかな。

莫言(モーイェン)氏も噂に上っている。中国は国をあげて盛り上げようとしている。去年ノーベル平和賞劉暁波(liu2 xiao3 bo1)氏に授与したあと悪化した中国ノルウェー関係、改善の糸口を見つけたいというのは両国とも同じ。だけど、筋の通ったノーベル賞委員会が劉暁波(リュウシャオボー)氏を見捨てるようなことはしないだろうから、何らかの条件を付けるかもしれない。というか、条件を付けてもらいたい。ーーー昨年のノーベル平和賞の受賞者劉暁波(リュウシャオボー)氏を認めるなら莫言(モーイェン)氏にノーベル文学賞を授与する、というような・・・。

赤い高粱
抗日戦の描写になると急に凡庸になってしまう・・・。というのが小生の批評。抗日とか反日を背景にしないと自由に書けないのはよくわかるけど・・・。

ふたり受賞というのはどうだろうか? 莫言(モーイェン)氏の受賞で中国の反日が盛り上がるだろうけど、同時に村上春樹さんの受賞で反日に歯止めがかかる。虫がよすぎるだろうか?

ソニーシティ大崎

簾、打ち水という古来の風習を現代の高層ビルに応用したバイオスキンという革新的なファサードを持つビルがある。

ソニーシティ大崎、設計日建設計。

竣工時期が東日本大震災の衝撃と重なったため、落ち着いてこのビルが持つ社会的意味など考えていなかったが、10月3日~5日シンガポールで開かれたWorld Architecture Festivalで優秀作品にあがったので、改めて写真をながめてみる。

バイオスキンといっても人工皮膚ではない。バイオスキンとは多孔質のセラミックパイプをルーバー状に組み、ファサードを被ったものだ。セラミックパイプに一旦地下タンクに溜められた雨水をながす。多孔質のためパイプ表面に浸潤した雨水が蒸発するときの気化熱でバイオスキンまわりの温度を下げる。
エアコンの負荷を軽減し、一つのビルだけではその効果はわずかだろうが、ヒートアイランド現象を低減の一助になっているはずだ。

気候条件がよければビルの上空にうすい雲ができるはずだ。

伊東豊雄 中沢新一 建築の大転換

読まなければと思っていたが、内容が予想できそうなので、後回しにしていた。
建築の大転換
だが、予想と違っていた。
ふたりの話の接点にはかなりズレがあるようだが、伊東氏がそのズレを楽しむように対談は進む。
ズレの中からプリミティブな自然が浮かび上がる。

ガラスの白い箱の中で光をぐるぐる回しては空間のセンターは出せない。